Cashmere / Can I - The Recommendable Item - [3262]

[Condition]
Media:VG+
Sleeve:VG+
Press:US Press


*再入荷！*2018-09-25
マストリストがあればこの曲はかならず、載る。
そんな基本の一枚だが、なかなか購入には時間がかかる一枚。
結構ないよ。

その昔、俺がまだダンクラを買おうか悩んでいた時、というか俺は自分のエリアを９０年以降の世界のR&Bと定義してそれ以外にお金を出さないようにしていたのだが、実際には無抵抗に他のジャンルを買わざる得ないような名曲もあった。

これも、そんな無抵抗に買ってしまった一枚。

というのも、これを教えてくれたすげー知識のハイパーレコ屋の店長のコメント・・・

「この曲のこのCan Iって部分が、哀愁を誘って、おかま心に火をつけた・・・」

そんなようなコメントがあった。

こんなことかかれたら、おかまじゃないけど、ぜってー欲しいと思うよね。笑

もし、もし、仮に、自分のプレイ中に、ニューハーフやおかまちゃん、れぃでぃボーイが入ってきたら、どうする？

俺なら、迷わずに、この曲をかけるね。

そして・・・一緒に合唱するぜ！

昔、一人旅という理由で、初めて海外一人旅、アメリカバス一周に出かけたとき、サンフランシスコでゲイパレードに遭遇したことがあった。

旅行中にお祭りに出合うなんて奇跡はどれほどだと思ってまだ１０代だった俺は歓喜のあまり叫びまくった。

そしたら・・・水鉄砲でレズビアンに水浸しにされ、おまけにパレードに参加することになった記憶がある。

勿論、俺は、女意外絶対に無理。どストレートだと言える。
レイディボーイも見破るし、何しろ、レーダーが反応しない人間ではあるが、音楽にはそういう性的な差別も存在しない。

全ての人を包んでくれる包容力がある。

俺は恐らく差別主義者であると思われるが、DJをやっているとき、音楽を聴いているときにはそういうこまかい小さな部分を解放できると思う。

日本でも有名DJが「俺ってイケてる」とばかりにDJをしていることがあるけど、そういう空気より、「おかまちゃん、かもーん。れぃでぃボーイ、かもーん、エビバディ、スクリーム！」って空気でがっつり選曲していった方が俺は面白いと思う。

日本は島国だし、固定観念に固く守られている人が多いけど、そういう殻をぶち破って楽しませてあげるのも、上級者の義務だと俺は思う。

あ、長くなったけど、兎に角、これも「おねえCkassics」だそうなので、ゲイDjの人やそういう身内（友人）がいる人は是非押さえておきたい一枚。

Can I

*もっとも、そんな人だけじゃなくて、普通にいい曲だし、ギャリュに「この曲なんですか＾？」って聞かれたときに、「あ、コレ？ゲイClassic！」って笑って答えてあげるために、コレクションしておくという裏ワザもある。笑

こういう知識的な楽しみもレコードコレクションのひとつだよね。